ルール
WSSAフリースタイルスラロームルール(2012年版)に基づいて実施します。
ルールの概要を以下に示します。
WSSAワールドランキングについて
フリースタイルスラローム部門は、WSSA ワールドスラロームシリーズ(World Slalom Series)の ローカルイベントとして登録を行いました。
WSSAワールドランキングのポイント対象となります。
http://www.worldslalomseries.com/rules/
※イベントにはまだ掲載されていませんが近日掲載予定です。
競技のコースと時間
・50cm間隔で20個、80cm間隔で20個、120cm間隔で14個のコーンが2m間隔で直線に並べられたコースを使用します。
審判席は50cmレーンから2m離れた場所に配置され、審判席の中央が各レーンの中央と合う形でコースが設置されます。
・選手1名の競技時間は80秒以上、100秒以内です。
コースに入った時点からカウントします。
音楽が始まってからコーンに入るまでの時間はルール上規定されていませんが、本大会では概ね20秒以内として下さい。
・コース内のどこからスタートしてもかまいません。
演技終了時は分かり易い合図(手で×印を作る、手を挙げる、お辞儀をする等)をしてください。
審査員が終了の動作を確認し時間の計測を終了します。
・演技終了後の採点の時間中に、次の順番の選手は実際にコースに入って練習する事ができます。
練習時間は60秒です。
採点
・各選手1本ずつ滑走し、審査員が採点します。
・審査は、演技を採点するスコアリングジャッジ5名と、コーン及び時間のペナルティを採点するペナルティジャッジ1名の計6名で行います。
・スコアリングジャッジの持ち点は、技術点60点、芸術点40点の合計100点です。トリックの難易度・滑走スピードを技術点で評価し、身体の使い方・コンビネーションの多彩さとスムーズさ・音楽との同調を芸術点で評価します。
協議途中でバランスを崩した場合は減点の対象となります。
・ペナルティジャッジは、コーンの不通過、転倒、時間のペナルティを計測します。
スコアリングジャッジによる採点
・スコアリングジャッジは、WSSA FREESTYLE SLALOM RULESルールブック記載の「テクニカルレベル(Technical level)表」に基づいて、成立させたトリックのレベルと種類から選手のA〜Fのグレードと技術点を求めます。
・グレードに割り当てられた範囲で芸術点を採点します。
・競技中にバランスを崩す動作があった場合は、スコアリングジャッジの判断で1回につき0.3〜2点で最大5点の減点が発生します。
ペナルティジャッジによる採点
・ペナルティジャッジは、コーンの不通過およびキック、転倒、規定時間の過不足を採点します。
・コーンの不通過及びキックは1つにつき0.5点の減点となります。
・コーンの通過は、1つのコーンにつきその両隣のどちらかのコーンと結ぶ線をウィールが横切った場合通過と判定されます。
・コーンが倒れた場合、もしくは動いたコーンからコーン設置円の中心点が見えた場合はそのコーンを蹴ったと判定されます。
・転倒は1回につき度合いにより1〜3.5点の減点となります。転倒による減点は最大5点です。
・80秒に足りない、もしくは100秒を上回る演技時間となった場合は5点の減点となります。
成績
・採点は5名のスコアリングジャッジで行い、5名のうち最高点と最低点を除いた3名の得点の平均を取った値が、その選手の得点となります。
・スコアリングジャッジの得点からこれらの減点を引いた得点が、その選手の最終的な得点となります。
・得点が高い順に選手の順位が決定されます。同点となった場合は技術点が高い方の選手が上位となります。
よくある質問
Q1:トリックごとの得点はテクニカルレベル表のどこを見れば分かりますか?得点はどのように決まりますか?
A1:トリック自体に得点が設定されている訳ではありません。様々なレベルと種類(wheeling、sitting等)のトリックの組み合わせでグレードとその中での技術点が判定されます。
そのため、高レベルなトリックを繰り返すことが高得点に繋がる訳ではありません。
Q2:トリックの成立はどのように判定されますか?
A2:Sitting、Jumping、Wheelingに属する各トリックはコーン4個の通過、Spinningに属するトリックは3回転が必要です。
ルールブックには記載されていませんが、レベルC以上のOthersトリックも4個通過が必要です。
Q3:通過したコーンの個数はどのような数え方になりますか?
A3:そのトリックに始めるまでに通過したコーンは個数に数えません。そのトリックを始めたコーンを「エントリーコーン」と呼び、0個目として数えられます。
以降そのトリックの状態のまま使用されたコーンが実際の通過コーンとしてカウントされます。
そのため見掛け上は5個通過したように見えます。
Q4:ダンスのような動きは得点に影響しますか?
A4:芸術点で評価されますが、あくまでグレードによって決まった範囲でしか芸術点は採点されませんので、トリックのレベルと確実性を上げる方が得点に繋がります。
またあくまで得点として考慮されるのは、コースインから演技終了までの間に行ったものとなります。
バトル部門について
FSS部門の得点上位4名に出場していただきます。
該当選手が出場できない場合は、5位からの得点順で繰り上げの出場となります。
FSS部門の決勝戦ではなく、別部門としての実施となります。
バトル部門の結果によるFSS部門の入賞結果に変更はありません。
バトル部門の優勝者には別途表彰します。
《レーン》
・パイロン・レーンは「80cm×11、50cm×17」の計2レーンを使用します。
《滑走方式》
・各選手はFSS部門での得点の低い順に、1回ずつ2順滑走します。
・1回あたりの滑走時間は30秒で、1個目のパイロン通過時点で計測を開始します。
(厳密な30秒ではなく、最終動作に入っていればそのまま流します)
《審査と採点》
・審査員は5名。1名の持ち点を1点とし、優れていると思われる選手に投票します。
・審査に際しては厳密な基準を設けません。「一番凄くて上手くて格好よかった人」に投票し、最高得点者が勝者となります。
《ラストトリック》
最高得点者が同点により2名以上となった場合、その選手は「ラストトリック」を行います。
各選手が10秒以内で連続したトリックを行い、再度審査を行います。
滑走順は逆順(FSS部門の点数の高い順)となります。
2名の滑走終了後、再度審査員により投票を行い、勝者を決定します。
【注意】
若干ルールが複雑ですので、ジュニア出場者の方には保護者から事前によく説明をしてあげてください。
![]() トリックスラローム部門 |
![]() TOP |
![]() パートナー・スポンサー |